2014年02月
2014年02月03日
依存は治療薬がない・依存は治る。
今日の徳島新聞の「ギャンブル依存自助グループ「GA徳島 発足 4周年」に記事である。
吉田精次先生のコメントである。
この記事の最後に「ギャングル依存症には治療薬がない。できるだけ早い段階でGAミーティングに参加して欲しい」と呼びかけている。
もう1枚は、「依存は治る」という下総精神医療センターの臨床研究部長の平井慎二先生の「条件反射制御法」を新しい治療手技に取り入れたもので、最近講習会が開かれるようになったので去年の12月講習会へ参加した。平井先生の講演は、3月4日大阪・5日東京でカジノ講演会で演者として決まっている。
依存性にはさんざん悩まされたが、GAミーティングに参加か条件反射の手技を活用して社会復帰か今後議論を呼ぶところであるが、「依存性は治る」という新たな手技の出現は、カジノ依存症が問題となっている時期にタイミングでもある。
2014年02月01日
ネット依存・ギャンブル依存・・。
中国紙、新京報は「多くの人が『携帯電話は世界をつないだが、肉親の情を希薄化させた』と感じている」と深刻化する中国の若者のネット依存を報じている。
日本でも電車に乗るとほとんどの人が携帯をいじっている。
今や携帯なしでは如何ともしがたい日常を迎えてしまった。
多分ネットを楽しんでいる人たちは、自分がネット依存と言われることに「多少そうかもしれない」と思っても「依存症です」と言われることに抵抗を示すだろう。
ギャンブル依存は、周囲から疎まれまた本人も薄々気が付いているだろいうから対処の方法があるが、ネット依存は既に携帯が生活に欠かせなくなっているために規制が難しい。
ただ自己規制力の向上を植え付け、まさに適度の使用を覚えてもらうしかない。
人はすべからく依存を利用して生きている。
一人で独立したロビンソン・クルーソであれば独立独歩、創意工夫の中で生活を維持せざるを得なかったが、作者はこの孤独を癒すためにフライデーを登場させている。
集団生活の中で、互いに助け合い生きていく知恵として依存がありその集団を束ねる凝集力として神の存在を作り出し、安心の依存環境を作り出した。
その内に自然酒を見つけ物質の依存が生まれた。
家庭の中では、妻に依存しすぎて嫌われて、外では会社に忠誠を使い過ぎて家庭が壊れたり、株に投資しすぎて破産したりすべからく人の生活の中には依存が存在する。
携帯、パソコンがない時代ゆったりとした時の流れの中で依存も単純であったが、人格形成が充分でない時に便利なツールを使い始めるとどうしても便利さに負けてしまう。
カジノを巡る議論にしても互のカジノ経験・人生の価値観が違いすぎるぐらいの不協和音の中で議論する不毛の会議がこれからわんさと行われるのだろう。
そのうちに落としどころに収まる日本人の知恵の見せ所だろうが、ネット依存はそんな悠長なことではなく教育課程にすぐにも入れてもらいたいものである。
議論する習慣を身に付けカジノ議論も質の高いものであってほしい。
2月はカジノの会が目白押しのように予定されている。